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■京都映画セミナーレポート

記事:太秦小雪(2002年2月13日)

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 ここで首藤さんから殺陣を披露してほしいとリクエスト。

首藤さん「みなさん、今からこの竹光が真剣になりますよぉ~」

 先に「錦之介さんはこうで、田村さんはこう」と、役者の方々にはそれぞれの持ち型があると説明してくれた福ちゃん。しかし、よく考えてみれば福ちゃん自身には型が無い。そりゃそうだ、ずっと斬られる方だったのだから。

 そこで福ちゃんは斬られシーンを実演することにした。TVで我々が見るあの昇竜のような憤死様だ。「うぉぉおおおっ!」と首を振ってガクンとなり、段の高い講壇から舞台下へ頭から転げ落ちていく。危ない!場内から「キャっ!」という声があがる。大丈夫か?、と、何事もなかったように「まあ、こんな感じです」と上がってくる福ちゃん。こんな場にも絶対妥協しない。大拍手。

 この後、首藤氏が斬り役で、もう一度殺陣が披露される。「映画村の時、もっとまじめに(殺陣の)お話を聞いておけば良かった」と苦笑。「うぉっ!」と声を上げつっこんでいく福ちゃん。斬られ、「ぬぐぉおおお!」と今度は後方につんのめりかえって倒れていった。拍手喝采。福ちゃんはやはり演技している時が一番光る。ギラギラ光る。

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